採用サイトの動画事例9選|目的別の選び方と制作方法を解説
|2025-07-25公開|2026-06-17更新
近年、採用サイトに動画を掲載する企業が増えています。しかし、「どんな動画を載せればよいのか分からない」「他社はどのような採用動画を活用しているのか知りたい」と悩む採用担当者も多いのではないでしょうか。
採用動画には、会社理解を深めるものから仕事内容や社風を伝えるもの、応募を後押しするものまでさまざまな種類があります。そのため、自社の採用課題や目的に合わせて適切な動画を選ぶことが重要です。
本記事では、採用サイトで実際に活用されている動画事例9選を目的別に紹介します。あわせて、採用サイトに掲載する動画の選び方や制作方法も解説するので、採用動画の導入や見直しを検討している方はぜひ参考にしてください。
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採用サイトで動画活用が進む理由
近年、求職者の情報収集手段は大きく変化し、企業選びにおいて動画を参考にする人が増えています。特に採用サイトでは、テキストや写真だけでは伝えにくい「社風」「職場の雰囲気」「社員の人柄」などを伝える手段として動画の活用が広がっています。
採用サイトに動画を掲載することで、求職者は働くイメージを具体的に持ちやすくなり、企業理解の促進につながります。また、応募前に企業との相性を判断しやすくなるため、ミスマッチの防止にもつながります。
実際に多くの企業が採用サイトへ動画を掲載しており、その内容も会社紹介から社員インタビュー、オフィス紹介までさまざまです。まずは他社事例を参考にしながら、自社にはどのような動画が適しているのかを見ていきましょう。
採用サイトに掲載されている動画事例9選
採用サイトに掲載されている動画は、企業ごとに目的や採用課題に応じて使い分けられています。ここでは、「採用サイトにどんな動画を掲載すればよいか分からない」という方に向けて、目的別の採用動画事例を紹介します。自社の採用課題に近い事例を参考にしながら、どのような動画が適しているのかを確認してみましょう。
1. 会社理解を深めたい企業の動画事例|3つの事例
求職者に「どんな会社なのか」を短時間で理解してもらいたい場合は、事業内容や企業理念、目指す方向性を伝える動画が効果的です。ここでは、会社理解の促進につながる動画事例を紹介します。
1-1. ワールドコーポレーション
ワールドコーポレーションの採用動画は、約3分で事業内容や企業の特徴を分かりやすく伝える事業紹介ムービーです。映像全体を通じて「教育・人材育成」への姿勢が伝わる構成となっており、企業理念だけでなく、どのような価値を提供している会社なのかを理解しやすい点が特徴です。
会社概要や事業内容を短時間で伝えたい企業にとって参考になる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=v1vHeKv0N2o
1-2. ベルフェイス
ベルフェイスの動画は、事業内容だけでなく「なぜこの会社が存在するのか」という背景や価値観まで伝える構成になっています。サービス紹介に終始せず、企業の考え方や目指す未来をストーリーとして伝えているため、求職者が企業への共感を深めやすい点が特徴です。
事業理解とあわせて企業の世界観も伝えたい場合に参考になる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=031CPKWyl10
1-3. トヨタシステムズ
トヨタシステムズのコンセプトムービーは、社会を支えるシステム開発の意義や働く魅力を伝える動画です。若手社員のリアルな声を通じて、仕事のやりがいや成長機会を訴求しており、企業理念と仕事内容をバランスよく理解できる構成となっています。
会社の方向性と仕事の魅力を同時に伝えたい企業に参考となる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=VIYF8VnmGYs
2. 仕事内容を具体的に伝えたい企業の動画事例|2つの事例
求職者は、仕事内容を具体的にイメージできるほど応募への不安が減り、志望度も高まりやすくなります。ここでは、実際に働く社員の声を通じて、業務内容や仕事のやりがいを伝えている動画事例を紹介します。
2-1. 本田技研工業
本田技研工業(Honda)の採用サイトでは、「UNI-ONE」の開発プロジェクトに携わる若手社員のインタビュー動画を公開しています。動画では、製品開発における試行錯誤やチームで取り組む様子が紹介されており、仕事内容だけでなく、仕事に対する想いや価値観まで伝わる構成となっています。
実際の業務内容や働く姿を通じて、求職者に仕事の魅力を具体的に伝えたい企業に参考となる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=UIZNN-XjXWA
2-2. ソニーグループ
ソニーグループの採用サイトでは、研究開発や商品企画などさまざまな分野で活躍する若手社員のインタビュー動画を公開しています。入社理由や仕事への挑戦、成長実感について社員自身の言葉で語られており、仕事内容だけでなく、ソニーならではの働く環境やカルチャーも理解できる内容です。
「どのような仕事ができるのか」「どのような人が活躍しているのか」を伝えたい企業に参考となる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=IXB3hPr5fQ4
3. 社風・人柄を伝えたい企業の動画事例|3つの事例
求職者は仕事内容だけでなく、「どんな人と働くのか」「どのような職場環境なのか」も重視しています。ここでは、社員の人柄や職場の雰囲気を通じて、企業の社風や価値観を伝えている動画事例を紹介します。
3-1. タカラトミー
タカラトミーの採用動画は、複数の若手社員へのインタビューを通じて、企業文化や働く魅力を伝える内容となっています。「ワクワクを届ける」という企業姿勢が社員一人ひとりの言葉から伝わる構成になっており、仕事のやりがいだけでなく、企業の価値観や人柄も理解しやすい点が特徴です。
社風への共感をきっかけに応募を促したい企業に参考となる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=5Fc9q5PlYbk
3-2. 富士通Japan
富士通Japanの動画は、オフィス環境や働く様子を紹介しながら、職場の雰囲気を伝えるオフィス紹介動画です。実際の職場環境を映像で見せることで、求職者が働くイメージを持ちやすくなっており、応募前の不安解消にもつながっています。
働く環境や職場の雰囲気をリアルに伝えたい企業に参考となる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=s0jQ-HO_1ig
3-3. 日本テトラパック
日本テトラパックのオフィス紹介動画は、働きやすい職場環境と企業カルチャーをあわせて伝えている点が特徴です。オフィス設備の紹介だけでなく、社員が働く様子も映し出されており、求職者が入社後の働き方を具体的にイメージしやすい構成となっています。
職場環境と企業文化の両方を伝えたい企業に参考となる事例です。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=CKTU109_CUI
4. 応募・エントリーを後押ししたい企業の動画事例|1つの事例
採用サイトでは、応募直前の不安や迷いを後押しするメッセージが重要です。ここでは、共感や感情に訴えかけることで、行動につなげている動画事例を紹介します。
4-1. リクルート
リクルートの新卒採用コンセプトムービーは、企業理念やメッセージを通じて、求職者の応募意欲を高めることを目的とした動画です。単なる会社紹介ではなく、「どのように働きたいか」「どのようなキャリアを築きたいか」といった問いを投げかける構成になっており、視聴者の共感を引き出しています。また、就職活動への不安や迷いに寄り添う内容となっているため、企業への興味や応募意欲の向上につながりやすい点も特徴です。
応募前の最後の後押しとして、企業の想いや価値観を伝えたい企業に参考となる事例です。
採用サイトに掲載する動画の選び方4パターン
採用サイトに掲載する動画は、目的によって適した内容が異なります。会社理解を深めたいのか、仕事内容を伝えたいのか、社風を知ってもらいたいのかによって、選ぶべき動画の種類も変わります。ここでは、採用サイトでよく活用される動画を4つの目的別に整理しました。自社の採用課題や伝えたい内容に合わせて、どのような動画が適しているのかを確認してみましょう。
1. 会社理解を深めたい場合
- おすすめ動画
- 事業紹介動画
- 会社紹介動画
- コンセプトムービー
求職者に「どんな会社なのか」を理解してもらいたい場合に適しています。事業内容や企業理念、将来のビジョンを映像で伝えることで、企業への理解を深めてもらいやすくなります。たとえば、ワールドコーポレーションやベルフェイスは事業内容や企業の考え方を分かりやすく伝えており、トヨタシステムズは企業理念と仕事の魅力を結びつけて訴求しています。
2. 仕事内容を伝えたい場合
- おすすめ動画
- 社員インタビュー動画
- 業務密着動画
求職者に仕事内容を具体的にイメージしてもらいたい場合に適しています。実際に働く社員の声や日々の業務風景を伝えることで、「どのような仕事を担当するのか」「どのようなやりがいがあるのか」を理解してもらいやすくなります。
たとえば、本田技研工業は開発プロジェクトを通じて仕事の魅力や働く意義を伝えており、ソニーグループは社員の挑戦や成長実感を紹介することで、仕事内容とキャリアイメージを分かりやすく訴求しています。仕事内容への理解を深め、応募前の不安を解消したい場合におすすめです。
3. 社風を伝えたい場合
- おすすめ動画
- 社員インタビュー動画
- オフィス紹介動画
求職者に職場の雰囲気や社員の人柄を伝えたい場合に適しています。仕事内容だけでは伝わらない企業文化や価値観を可視化できるため、企業との相性を判断してもらいやすくなります。たとえば、タカラトミーは社員インタビューを通じて企業の価値観や働く魅力を伝えており、富士通Japanや日本テトラパックはオフィス環境や働く様子を紹介することで、職場の雰囲気をリアルに伝えています。
社風への共感をきっかけに応募につなげたい場合におすすめです。
4. 応募を後押ししたい場合
- おすすめ動画
- コンセプトムービー
- 採用メッセージ動画
企業理解や仕事内容の理解が進んだ求職者に対して、最後の一歩を後押ししたい場合に適しています。企業の想いや価値観、働く意義を伝えることで、共感や期待感を醸成しやすくなります。
たとえば、リクルートのコンセプトムービーは、就職活動中の不安や迷いに寄り添いながら、挑戦することの価値を伝えています。単なる会社紹介ではなく、感情に訴えかけることで応募意欲を高める構成となっています。応募やエントリーを促進したい場合におすすめです。
採用動画の制作方法|社内制作・外注比較
採用動画は、目的や予算、求めるクオリティによって制作方法が異なります。ここでは、代表的な制作方法である「社内制作」と「プロへの外注」について、それぞれの特徴を紹介します。
1. 社内で制作する
社内制作は、コストを抑えながら自社のリアルな魅力を伝えたい企業に適した方法です。
メリット
撮影や編集を自社で行うため、制作コストを抑えやすく、修正や更新にも柔軟に対応できます。また、社員の自然な表情や職場の日常風景をそのまま伝えやすい点も特徴です。
デメリット
動画制作のノウハウがない場合は、画質や音質、構成などのクオリティに差が出やすくなります。また、企画から撮影・編集までを社内で対応するため、担当者の負担が大きくなることもあります。
社内制作が向いているケース
- 低予算で始めたい
- 継続的に動画を更新したい
- 職場のリアルな雰囲気を伝えたい
- 内製化の注意点
- 社内制作で最も多い失敗は、「担当者の属人化とモチベーション低下」です。動画制作は想像以上に工数がかかるため、通常業務の傍らで行うと、2本目、3本目の更新が止まってしまいがちです。内製化を進める際は、あらかじめ「テンプレート化」を行い、1本あたりにかける編集時間をシステム化しておくことが継続の鍵となります。
2. プロに依頼する
プロへの外注は、企業ブランディングや応募促進を目的とした高品質な動画を制作したい場合に適した方法です。
メリット
企画や構成設計から撮影、編集までを一貫して任せられるため、完成度の高い動画を制作できます。企業の魅力やメッセージを分かりやすく整理し、視聴者の共感を得やすい動画に仕上げられる点もメリットです。
デメリット
社内制作と比べて費用や制作期間が必要になります。また、採用課題や動画の目的が整理されていない場合、期待する成果につながらないこともあります。
制作会社への依頼が向いているケース
- 採用ブランディングを強化したい
- 高品質な動画を制作したい
- 社内に制作ノウハウがない
- 採用サイト全体の改善も含めて相談したい
- 外注の注意点
- 制作会社に丸投げしてしまうと、映像としてのクオリティは高くても、「どこにでもある、自社らしさのない動画」になってしまいます。外注する際は、自社の「泥臭い部分」や「他社と違うユニークなカルチャー」を言語化して、制作会社にどれだけ共有できるかで投資対効果が大きく変わります。
採用動画制作の外注について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にご覧ください。
参考:採用動画外注の費用相場は?制作会社比較10選と外注しない作り方も解説
採用動画は「作った後の活用」も重要
採用動画は制作して終わりではありません。採用サイトや会社説明会で動画を活用する企業が増える一方で、「候補者に必要な情報を適切な順番で届けられない」「同じ説明を何度も繰り返している」といった課題も生まれています。特に、会社紹介動画や社員インタビュー動画、説明会資料など複数のコンテンツを運用している場合、候補者の検討状況や職種に応じて適切な情報を案内することが重要です。
こうした課題を解決する方法の一つが、Video Agent「TALKsmith」の活用です。TALKsmithでは、採用動画や会社説明資料をもとにAIが説明や案内を行い、候補者の質問に応じて必要な情報へ誘導できます。動画や資料を個別に送付するのではなく、一つの導線で情報提供できるため、人事担当者の工数削減と候補者体験の向上につながります。
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採用動画制作で押さえたい4つのポイント
採用動画の成果は、動画の種類や制作方法だけでなく、企画段階の設計によって大きく左右されます。制作を進める前に、以下の4つのポイントを確認しておきましょう。
1. ターゲットを明確にする
採用動画は、誰に向けて制作するかによって伝えるべき内容が変わります。新卒採用なのか中途採用なのか、どの職種を採用したいのかを明確にし、ターゲットが知りたい情報を中心に構成を設計しましょう。
2. 品質を担保する
動画は企業の第一印象を左右するため、見やすさや聞き取りやすさが重要です。画質や音質、字幕の有無などを確認し、求職者がストレスなく視聴できる状態を目指しましょう。
3. 長さを最適化する
伝えたい情報を詰め込みすぎると、途中で離脱される可能性があります。採用サイトに掲載する動画は3〜5分程度を目安に、伝えたい内容を絞って構成することが大切です。
4. サイトの表示速度とUXへの配慮
動画を制作しても、採用サイトの読み込み速度が遅くなってしまっては、求職者が動画を見る前に離脱してしまいます。特に高画質な動画ファイルを直接サイトにアップロードして自動再生させる手法は、ページの表示速度を低下させ、SEOにも悪影響を及ぼすリスクがあります。
そのため、動画は直接サーバーにアップロードせず、YouTubeやVimeoなどの外部プラットフォームにアップロードしたものを埋め込むのが鉄則です。
まとめ
採用サイトに掲載する動画は、会社理解を深めたいのか、仕事内容を伝えたいのか、社風を伝えたいのかによって適した内容が異なります。まずは自社の採用課題を整理し、目的に合った動画を選ぶことが重要です。
また、採用動画は社内制作と外注のどちらでも制作できますが、求める品質や予算に応じて最適な方法を選びましょう。本記事で紹介した事例を参考に、自社の採用サイトに掲載する動画を検討してみてください。
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よくある質問
Q1. 採用サイトにはどんな動画を掲載すればいいですか?
採用サイトに掲載する動画は、目的に応じて選ぶことが重要です。会社理解、仕事内容理解、社風訴求、応募後押しなど、自社の採用課題に合った動画を優先しましょう。
Q2. 採用動画は何本くらい用意すべきですか?
必ずしも本数が多い必要はありません。1〜3本程度を目的別に配置するだけでも、採用サイトの情報量と説得力は大きく向上します。
Q3. 採用動画は社内制作と外注どちらが良いですか?
コストを抑えて継続的に更新したい場合は社内制作、第一印象やブランディングを重視する場合は外注が向いています。目的に応じて使い分けるのが理想です。
Q4. 採用動画の制作費用はどれくらいですか?
採用動画の制作費用は、動画の内容や制作方法によって大きく異なります。社内制作であればスマートフォンや既存の機材を活用することで、追加の制作費用を最小限に抑えて始められますが、制作会社へ依頼する場合は30万〜100万円程度が一般的です。まずは動画の目的や活用方法を明確にし、必要な品質に応じて予算を検討するとよいでしょう。


